船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 158 号
平成29年2月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【3月の行事】
 12日(日)涅槃会
 18日(土)秋葉社祭・虚空蔵祭
 30日(木)〜4月2日(日)第2回四国団体参拝

お知らせ

◆ 第2回四国巡礼は、平成29年3月30日(木)〜4月2日(日)の日程で第29番土佐国分寺〜第43番明石寺を巡拝します。別格8番十夜ヶ橋(弘法大師御野宿所)にも参拝する予定です。第1回とほぼ同じ人数の参加申込みをいただきました。第3回は、今年10月19日(木)〜22日(日)に第44番大寶寺〜第59番伊予国分寺と第61番香園寺、別格9番文殊院(遍路開祖衛門三郎遺蹟)の巡拝を予定しています。
◆ 3月12日(日)午後1時半より、仏教を開かれたお釈迦様の入滅を悼み仏徳を讃える涅槃会を厳修します。有難い仏舎利を模した五色の涅槃団子を御供えして法要を行い、法要後に団子撒き行います。拾った団子は各家庭に持ち帰って、皆さんで食べたり御守りにしたりしてください。なお、3月10日(金)には檀家の皆さん方と一緒に団子作りを行いますので、ご協力をお願いします。
◆ 1月31日(火)に、射水市の蓮王寺で高野山真言宗社会人権局主催の第9回災害コーディネート研修会が行われ、住職が参加してきました。射水市財務管理部総務課防災危機管理班の方から「災害に備えて」と題して、富山県の災害特性や地域ぐるみの防災対策について講話がありました。その後、大釜でお湯を沸かし、災害に備えた備蓄品の非常食を使った炊き出し実習を行いました。

ひとこと法話

◆信心(しんじん)◆
 「鰯の頭も信心から」といわれますが、これは鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の小枝に刺して戸口に挿し、鰯の臭いと柊の棘(とげ)で鬼を退散させるという節分の風習に由来する言葉で、鰯の頭のようなつまらないものでも、信仰すれば非常に尊いものに見えるというたとえです。
 「信心」とは本来、「尊い教えを信じて疑わないこと」を指します。お釈迦様の遺骨である舎利が広く供養されるのも、お釈迦様を慕い、尊い教えを求めてこれを信心しているのです。私たちは、物質としての骨を拝んでいるのではなく、骨を通してその人物像や教えに思いを馳せ、拝んでいるわけです。
 遺骨や遺品に限らず、物には人の心が伴っています。物自体に心があると言ってもよいでしょう。私たちは、「信心」をもち、それぞれの物に備わった心を感じ取れるようにしたいものです。

ご 意 見
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