船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 159 号
平成29年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【3月の行事】
 12日(日)涅槃会
 18日(土)秋葉社祭・虚空蔵祭
 30日(木)〜4月2日(日)第2回四国団体参拝

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 第2回四国巡礼は、平成29年3月30日(木)〜4月2日(日)の日程で第29番土佐国分寺〜第43番明石寺を巡拝します。別格8番十夜ヶ橋(弘法大師御野宿所)にも参拝する予定です。時間に余裕があれば、別格6番龍光院にも参拝したいと考えています。第1回とほぼ同じ人数の参加申込みをいただきました。第3回は、今年10月19日(木)〜22日(日)に第44番大寶寺〜第59番伊予国分寺と第61番香園寺、別格9番文殊院(遍路開祖衛門三郎遺蹟)の巡拝を予定しています。
◆ 3月12日(日)午後1時半より、仏教を開かれたお釈迦様の入滅を悼み仏徳を讃える涅槃会を厳修します。有難い仏舎利を模した五色の涅槃団子を御供えして法要を行い、法要後に団子撒き行います。拾った団子は各家庭に持ち帰って、皆さんで食べたり御守りにしたりしてください。なお、3月10日(金)には檀家の皆さん方と一緒に団子作りを行いますので、ご協力をお願いします。
◆ 3月18日(土)には、午後3時より寺家町内会主催の虚空蔵祭が当山で開催されます。姉倉比売神社御祭神姉倉比売神の本地仏として帝龍寺にお祀りしている虚空蔵菩薩(秘仏)に、地域の安寧と五穀豊穣を祈願します。

ひとこと法話

◆後生(ごしょう)◆
 「後生だからお願いします」「後生大事」などといわれますが、「後生」とは何なのでしょうか。
 仏教では因縁による輪廻転生を説き、この世(現世)の外に過去の世(前世)と未来の世(来世・後世)があると考えます。現世の一生が「今生(こんじょう)」、前世での一生が「前生(ぜんしょう)」、そして来世での一生が「後生(ごしょう)」というわけです。
 前生は過去のことですから変えることはできませんが、今生や後生は変えることができます。しかもこれらは深い因果関係の上に成り立っていますから、後生を良くするためには今生のうちに善行の種を蒔いておかなければならないのです。これが「後生大事」ということです。感謝と思いやりの心をもち、日々の行いから生じる小さな功徳を積み重ねること(因)によって、残された今生も後生も充実した素晴らしい一生になる(果)ことでしょう。

ご 意 見
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