船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 165 号
平成29年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
  2日(土)春日社・諏訪社祭礼(寺家町内会行事)
 25日(月)〜26日(火)
  第四地域伝道団枢議・参与・檀信徒研修会(のと楽)

【10月の行事】
 19日(木)〜22日(日)第3回四国団体参拝

お知らせ

◆ 今年10月19日(木)〜22日(日)に第3回四国参拝を実施します。第44番大寶寺〜第59番伊予国分寺と第61番香園寺〜第63番吉祥寺、別格9番文殊院(遍路開祖衛門三郎遺蹟)の巡拝を予定しています。
◆ 檀信徒向けの共同納骨墓が完成し、利用者を募集しています。檀家の皆様の利用を基本とし、1体30万円の利用料でお預かりいたします。檀家以外の当山信徒につきましては、当山に対して10万円以上の祠堂金を納められた方を対象とさせていただきます。自家の墓碑を建立せずに共同墓の利用を希望される方や墓じまい後の永代供養を希望される方などは、どうぞご相談ください。

ひとこと法話

◆誕生◆
 「誕生会」という言葉は、「たんじょうかい」と読めば誰かの誕生日を祝う会として広く行われていますが、「たんじょうえ」と読めばお釈迦様の誕生日をお祝いする法会を表します。お釈迦様が生まれた4月8日が日本では桜の開花時期に当たるため「花まつり」という言い方もします。お釈迦様は、お生まれになると右手で天を左手で地を指し「天上天下唯我独尊(=自分はかけがえのない尊い存在である)」とおっしゃったそうです。花祭りでは、この御姿を模した「誕生仏」に甘茶をかけてお祝いします。
 誕生という言葉は、本来お釈迦様の出生のみを指す言葉でしたが、後に高貴な人や高僧の出生にも使われるようになり、今では私たち一般人にも広く使われるようになりました。「誕」という字は、大言を吐くという意味の字ですが、「旦(=朝)」にも通じることから生まれるという意味が加わったそうです。
 お釈迦様は、先の言葉に続けて「三界は皆苦なり、我まさに之を安んず(=世界中の苦しんでいる人々の心を私が救ってやろう)」とおっしゃいました。私たちも一人一人が自分の存在の尊さを自覚し、世界中の人々のために自分の命を生かしていきたいものですね。

ご 意 見
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