船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 166 号
平成29年10月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【10月の行事】
 19日(木)〜22日(日)第3回四国団体参拝

【11月の行事】
  5日(日)光明真言加持土砂法会(報恩講)
 12日(日)弘誓会第85回総開帳(円隆寺・浄禅寺)
  随時 檀家各家報恩講

お知らせ

◆ 十二支と招き猫のおみくじ人形を1体500円で頒布しています。陶器製のかわいい人形の中におみくじが入っていますので、運試しをした後は人形をお持ち帰りいただけます。来月には、七福神のおみくじ人形も追加する予定です。
◆ 11月5日(日)に中組結衆寺院を招き当山報恩講(光明真言加持土砂法会)を厳修します。物故者追悼の御詠歌と法要に加え、射水市金胎寺住職志村慧雲師の法話を予定しています。昼食を準備していますので、お昼までにおいでください。また12日(日)には、富山市梅沢町の円隆寺(天台宗)と浄禅寺(時宗)で第85回弘誓会新西国三十三所総開帳御砂踏み法要が行われます。当山も25番札所として千手観音様を奉持しますので、お参りいただければ幸いです。
◆ 例年のように11月中に報恩講の檀家回りをさせていただきます。お大師さまへの報恩謝徳と先祖代々精霊の増進仏果を旨とする法要です。10月中にお参りの日程について電話で相談させていただきますので、よろしくお願いします。なお、11月〜12月に法要を予定されている家については、法要と合わせて実施いたしますので、ご了解ください。
◆ 今月19日(木)〜22日(日)に第3回四国参拝を実施します。第44番大寶寺〜第59番伊予国分寺と第61番香園寺〜第63番吉祥寺、別格9番文殊院(遍路開祖衛門三郎遺蹟)の全20か寺を巡拝し、次号で報告させていただきます。

ひとこと法話

◆高野山でブラタモリ◆
 NHKの人気番組「ブラタモリ」で、9月9日・16日・23日の3週連続で高野山が取り上げられました。始めの2回は「高野山は空海テーマパーク!?」というお題で、九度山から奥の院まで弘法大師空海が表現しようとした密教の世界観を解き明かします。3回目は「高野山はなぜ"山上の仏教都市"に?」というお題で、高野山の僧侶たちが様々な困難を乗り越えながらいかにして仏教都市としての姿を築いてきたかを解き明かします。
 開創から1200年あまり経った現在では、世界各地から老若男女の人々が高野山を訪れています。八つの峰に囲まれた山上の地にお大師さまが描こうとした密教世界の一端を理解し、多くの人々に支えられて仏教都市が築かれてきた過程を知ることで、高野山や真言宗の教えに対する見方が変わると思います。「ありがたや たかののやまの いわかげに だいしはいまだ おわしますなる」と御詠歌にあるように、お大師さまは奥の院の御廟で静かに瞑想を続けていらっしゃいます。見聞きするだけで密教の世界を理解することはできません。実際に高野山を訪れてその環境に身を置くことで、五感を通して大師の表現しようとした世界観を理解することができるのです。単なる観光ではなく、五感を通していろいろなことを感じてこそ「空海テーマパーク」の醍醐味を味わえるのだと思います。

ご 意 見
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