船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 178 号
平成30年10月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【10月の行事】
  3日(水)北陸ブロック特別伝道大会
      13:00新川文化ホール
 18日(木)〜21日(日)第5回四国団体参拝(結願)
【11月の行事】
  4日(日)当山報恩講(加持土砂法会)
  随時  檀家各家報恩講

お知らせ

◆ 11月4日(日)午後1時半より、高野山真言宗富山中組結衆寺院出仕のもと、当山の報恩講を厳修いたします。法話は本山布教師でもある南砺市井波の金城寺住職金子良成師にお願いしています。参拝者の皆様にも昼食を準備しています。1時10分頃から当山御詠歌講による御詠歌奉唱を予定していますので、お早めにおいでください。
◆ 檀信徒の皆様にお願いしていた高野山奥の院奉納写経が、皆様のご協力により9月末現在で105巻集まりました。10月20日(土)の午後、高野山金剛峯寺において山口山林部長様にご出仕いただき、写経奉納式を執り行う予定です。皆様のご協力に感謝申しあげます。
◆ 11月の上旬から檀家各家の報恩講に回らせていただきます。日程については事前に電話で相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。11月〜12月に法要を予定されている家庭については、法要に併せて勤めさせていただきますので、ご了解ください。なお、報恩講に訪問した際に、本年度の護持会費を集金させていただきますので、ご準備ください。都合で今年の報恩講を実施できないご家庭については、郵便振替で納入いただくようにいたしますので、年内に納めていただきますようお願いいたします。
◆ かわいいおみくじに「だるまおみくじ」を追加しました。七福神、十二支、招き猫と同じく一つ500円です。

ひとこと法話

◆修業と修行◆
 皆さんは「修業」と「修行」の違いを意識したことがおありでしょうか。国語辞典によれば「修業」は学業や技術などを習い修めることで、「修行」は習い修めたこと身に付けて実行することだと書かれています。もちろん学業や技術を習得する修業も相当な努力や苦労が伴いますが、修行のような自分を鍛えるという深い意味はないのだそうです。
 修業も修行も実は仏教用語で、「修業」とは業(ごう)を修める(調える)ことで、「修行」は仏道を修習行作(しゅじゅうぎょうさ)することをいいます。自我偈というお経には、仏の慧光や寿命は久しく修業して得られたものであると説かれ、私たちも仏道を修行して速やかに仏身を成就すべきことが示されています。
 修行とは善く行うことで、身と口(語)と心(意)を慎み、十善戒を守って善き行いを実行することを言います。修業年限の定まった学校時代は修業の期間、その後の人生は全て年限に制限のない修行の期間と心得て、一日一日を精一杯に生きていきたいものです。
 

ご 意 見
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