船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 181 号
平成31年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

明けましておめでとうございます

今月の行事

【1月の行事】
 1日(金)新年初祈祷
 3日(日)門明け檀徒総会
27日(日)文化財防火デー防火訓練9:00〜

【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 昨年より、季刊仏教フリーマガジン「わげんせ」を当山本堂で無料配付していましたが、より多くの皆さんに読んでいただきたく、帝龍寺報「ふなくらまんだら」とともに今年から全檀家に配付することにしました。今回は、御札とともに配付させていただきますので、よろしくお願いします。
◆ 今春から日本最古の巡拝霊場である西国33所観音霊場を、3泊4日×3回で巡拝します。第1回の日程は3月28日(木)〜31日(日)で、1番〜4番、23番〜27番と番外の花山院菩提寺を巡拝します。世界遺産姫路城も見学する予定です。参加費は1人当たり76,000円です。現在、霊場開創1300年の記念行事が行われていますので、この機会に多数ご参加ください。申込み期限は1月20日としていますが、人数把握のためお早めに連絡をお願いします。
◆ 葉書でもご案内しますが、新年1月3日(日)正午より、帝龍寺の門明け檀徒総会を開催致します。今回は、長年の悲願であった修行大師像の再興や任期満了による役員改選等について協議させていただく予定です。総会終了後に懇親会を予定していますので、檀家の皆様には多数ご参加くださるようお願い致します。

ひとこと法話

◆平等・差別◆
 仏教で説く五つの智慧である「五智」の一つに平等性智(びょうどうしょうち)があります。これは、真如を見て「全ての物事には分け隔てなく大切にしなければならない尊い本性が備わっている」ということを知る智慧であり、平等性智によって全てを分け隔てなく見ようという慈悲の心を起こせば、それこそが「平等心」となります。
 また「差別(仏教読みでは"しゃべつ")」とは、現象面での違いを認識して区別することを指します。本源の平等性に対して、現象面では独自の姿をもって存在していることを意味します。小学生と大学生では、それぞれ別の方法で指導しなければならないように、仏道においても相手の気根や経験に応じて教えを説かなければ、その人を救うことはできません。そういう意味において、本来平等である一方で差別の重要性もあるのです。
「差別なき平等は悪平等、平等なき差別は悪差別」という仏語があります。もちろん誰でも人として平等に尊重されなければなりませんが、それと同時に個々の特性に配慮する「差別」もまた大切なのではないでしょうか。
 

ご 意 見
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