船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 187 号
令和元年7月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【7月の行事】
27日(土) 猿倉社祭礼(6町内会合同行事)

【8月の行事】
 5日(月) 施餓鬼会(塔婆供養)
18日(日) 観音祭り(西国御詠歌奉唱と観音御開帳)

お知らせ

◆ 修行大師像の再興に向けて既に多くの皆様から浄財が寄せられています。建立に係る浄財は8月末までに集めたいと思いますので、引き続きご協力をお願いします。建設工事は9月頃から行い、大安の10月7日(月)に完了(雨天の場合は延期)する予定です。11月4日(月)の当山報恩講に併せて大師像の開眼を行い、来年6月7日(日)に当山で行う宗祖降誕会に併せて慶讃法要を行う予定です。
◆ 7月27日(土)午前10時より、寺家・市場・横樋・大野・直坂・牛ヶ増の6町内会合同行事として猿倉社祭礼を行います。猿倉社に祀られた阿弥陀如来と二十五菩薩に、山にかかる雲や霞を払って農耕に必要な日照が確保されるよう祈願する祭礼です。どなたでもお参りできますので、当日開始時刻までに猿倉山頂の猿倉社へお越しください。

ひとこと法話

◆行儀◆
 私たちは「行儀がよい」とほめたり「行儀が悪い」と注意したりします。「行儀」は「立ち居振る舞いの仕方」を指す言葉として用いられていますが、「行」は行為のことで「儀」は規則や仕方のことですから本来の「行儀」は「行為の仕方を定めたもの」を指します。仏教では、立ち方や歩き方、坐り方、仏事の勤め方などを表す語として使われてきました。このように「行儀」とは手本となる姿や形、立ち居振る舞いを規定したものなのですが、これが転じていわゆる行儀の善し悪しを規定する手本の意味になり、それに沿っていれば行儀がよい、違反していれば行儀が悪いと表現されるようになりました。
 昔は「行儀見習い」として奉公に出されたり親から行儀について口うるさく言われたりしましたが、いつの時代でも社会生活をスムーズに送るための行儀は必要です。子どもにとって最大の手本は親の行儀であり、見習われても恥ずかしくない行儀正しい親でありたいものです。
 行儀作法を知らないばかりに大衆の面前で恥をかくことのないように、私たちも社会習慣化された基本の行儀を身に付けて美しい立ち居振る舞いをしたいものです。
 

ご 意 見
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