船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 194 号
令和2年2月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【3月の行事】
 15日(日) 涅槃会と追悼御講
 21日(土) 虚空蔵祭
 25日(水)〜28日(土)西国33所団体参拝

お知らせ

◆ 3月25日〜28日に第3回西国三十三所巡礼団体参拝を行い、滋賀県大津市の12〜14番、京都府宇治市の10番、奈良県内の6〜9番、室生寺と高野山、岐阜県の33番参拝で無事満願を迎えたいと思います。なお、座席に若干の余裕がありますので、高野山での納骨をお考えの方など、参加ご希望の方はご連絡ください。
◆ 寺家公園三十三観音巡拝路の各観音像前に、西国三十三所各寺院でいただいた境内の御砂を封じ込めた石板を設置し、巡拝の御利益が高まるようにしたいと計画しています。檀信徒の皆様には、石板1枚につき2万円のご協力をお願いします。各観音像に1枚ずつ設置し33枚限定で作成します。先着順とさせていただきますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
◆ 3月15日(日)に、当山の涅槃会を開催します。仏祖釈迦如来の入滅を悼む涅槃会と物故者の追悼御講を行います。法要後には、涅槃団子撒きを行いますので、老若男女ともに多数お参りください。
◆ 6月7日(日)には、午前10時半から修行大師像再興慶讃法要を行い、午後1時半から宗祖弘法大師降誕会(青葉まつり)を行う予定です。多数お参りください。

ひとこと法話

◆去来◆
 仏様は、私たち衆生を救うため、時処位に応じた仏身となって過去・現在・未来の世に現れてくださいます。「去来」は通常「キョライ」と読みますが、仏教語では「コライ」と読み、@過去と未来、A去ることと来ることを表します。過ぎ去ったことと未だ来ていないがやがて来ることの両方を表します。
 仏教では、自分の立ち位置から見て、過ぎ去った時間を過去、現にある時間を現在、まだ来ない時間を未来とし、それぞれ過去世・現在世(現世)・未来世(来世)の三世があるとします。私たちは、過去世で行った善業の報いによって、現世で有難き人身を受けて生きています。来世で善い報いを得ようとすれば、現世で生きているうちに善果の種を蒔いておかなければなりません。
 去来現(コライゲン:過去現在未来の三世)には、様々な現象が起き続けます。これを去来動転といい、どの時間も大切に過ごすことが必要なのですが、過ぎ去った時間は取り戻すことができません。時間は「今」の積み重ねです。現世や来世を大切に生きるため、その時々の今を精進いたしましょう。

ご 意 見
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