船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 197 号
令和2年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【5月の行事】
 第3回西国三十三所巡礼団体参拝は11月に延期

【6月の行事】
 7日(日)修行大師像再興慶讃法会
  宗祖降誕会は来年に延期されました。
13日(土)雨乞岩祭礼

お知らせ

◆ 5月20日(水)〜23日(土)に予定していた第3回西国三十三所巡礼団体参拝は、新型コロナウイルス感染防止のため再度延期し、11月11日(水)〜14日(土)に実施します。また、6月14日(日)〜16日(火)に予定していた高野山真言宗富山中組主催の高野山団体参拝は、10月20日(火)〜22日(木)に延期します。仁和寺や観心寺のほか、10月21日(水)に高野山で行われる大師号下賜一千百年記念法要の参拝を予定しています。
◆6月7日(日)に当山で予定していた高野山真言宗富山中組主催の宗祖降誕会は、来年に延期となりました。また、6月6日(土)に猪谷の西禅寺で予定されていた第88回弘誓会新西國三十三所総開帳は来年に延期されました。
◆ 寺家公園三十三観音巡拝路の各観音像前に、西国三十三所各寺院境内の御砂を封じ込めた石板を設置し、巡拝の御利益が高まるようにしたいと計画しています。檀信徒の皆様には、石板1枚につき2万円のご協力をお願いします。各観音像に1枚ずつ設置し33枚限定で作成します。先着順とさせていただきますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
◆ 6月7日(日)午後1時半から修行大師像再興慶讃法要を行います。当日は、受付・法要とも屋外で行います。新型コロナウイルス感染早期終息を祈願し、座席間隔を十分に広げて実施したいと思いますが、参詣の皆様にはマスクの着用をお願いします。なお、当初予定していた寺家獅子保存会による獅子舞奉納は中止いたします。
◆ 6月13日(土)に雨乞いと五穀豊穣を祈願する雨乞岩祭礼を予定しています。当日は午後2時に寺家公民館を出発して御前山山頂へ車で移動し、徒歩で30分ほどかけて雨乞岩に到着します。途中で浅い川を渡りますので、参加される方は長靴が必要です。なお、雨天で道中の安全が確保できない場合は、帝龍寺本堂で行われることがあります。

ひとこと法話

◆生老病死と一生◆
 今年は、新型コロナウイルス感染が全世界で蔓延し、市中感染や院内感染で私たちの周りにも魔の手が伸びており、外出自粛による経済活動の停滞が暗い影を落としています。「生まれ、老い、病気、死」を四苦といい、人として生まれたからには、誰もが老いや病を経験し、いつかは死を迎えるのです。お釈迦様が悟りを開かれた後には「諸行無常・諸法無我=生者必滅」という真理を最初に説かれました。これは皆が知っていることですが、いざ自分の死に直面したとき、私たちはうろたえます。
 ある日突然「あなたの寿命は残すところ○○です」と言われたらどうでしょうか。あと一日と言われたら顔が引きつるのに、百年と言われたら笑みがこぼれそうです。人によって長短はありますが、一日でも百日でも自分にとってはかけがえのない「一生」であり、どう過ごしたかが問題なのです。たとえ余命が一日でもしっかりと生きれば、百年無駄に過ごすより「良い一生」を過ごしたことになるでしょう。一生は一日一日の積み重ねです。余命を計算して思い悩むより、目の前の一日を有意義に過ごすことに勢力を使いたいものです。

ご 意 見
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