船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 198 号
令和2年6月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【6月の行事】
 7日(日)修行大師像再興慶讃法会
  宗祖降誕会は来年に延期されました。
13日(土)雨乞岩祭礼

【7月の行事】
25日(土)猿倉社祭礼

お知らせ

◆ 寺家公園三十三観音巡拝路の各観音像前に、西国三十三所各寺院境内の御砂を封じ込めた石板を設置し、巡拝の御利益が高まるようにしたいと計画しています。檀信徒の皆様には、石板1枚につき2万円のご協力をお願いします。各観音像に1枚ずつ設置し33枚限定で作成します。先着順とさせていただきますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。
◆ 6月7日(日)午後1時半から修行大師像再興慶讃法要を行います。当日は、受付・法要とも屋外で行います。新型コロナウイルス感染早期終息を祈願し、座席間隔を十分に広げて実施したいと思いますが、参詣の皆様にはマスクの着用をお願いします。なお、当初予定していた寺家獅子保存会による獅子舞奉納は中止いたします。
◆ 6月13日(土)に雨乞いと五穀豊穣を祈願する雨乞岩祭礼を予定しています。主催者の寺家町内会から、今年は午後3時より帝龍寺本堂で実施するという連絡がありました。
◆ 高野山真言宗富山中組主催の高野山団体参拝は、10月20日(火)〜22日(木)に延期します。仁和寺や観心寺のほか、高野山で大師号下賜一千百年記念法要の参拝を予定しています。ただし、法要が中止になった場合は内容を変更することがあります。

ひとこと法話

◆この世とあの世◆
 私たちが生きている世の中を「この世」と言い、死んだ後に行くと思われる世を「あの世」と言います。世界には様々な宗教があり、「あの世」について説かれることも様々です。仏教では、世界を地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞、縁覚、菩薩、仏の十段階に分けています。地獄〜修羅が「地獄」、天上〜仏が「天国」と言えるでしょうか。今私たちは人間界に住んでいますが、私たちの心や言動次第で今後どの世界に住むか決まると言うのです。
 私たちが住んでいる娑婆世界は全世界のほんの一部で、怒れば地獄界へ、欲張れば餓鬼界へ、浄い心を持てば天上界へというように、心の持ちよう次第でどんな世界へも行けるのです。仏教では「あの世」を後世や来世と言い、「この世」を今世や現世と言います。「この世」と「あの世」を三途の川の両岸に見立て、この世を此岸、あの世を彼岸とも言います。本当の彼岸・極楽に往生するには、後生願いをよくするとともに、今生において心の浄化に努めることが大切なのですね。

ご 意 見
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