第　２０　号 平成１７年８月発行
富山県富山市舟倉２３３４　　高野山真言宗　船峅山　帝龍寺

【８月の行事】 　８月　５日(金)施餓鬼会 　８月１３日　大野観音祭・横樋地蔵祭 　８月１７日　市場観音祭 　８月１８日　当山観音祭・寺家観音祭 　８月２１日　坂本観音祭 　８月３１日　二百十日風鎮祈祷 （その他）−−−−−−−−−−−−− 　９月１日　　不吹堂(級戸辺神社)祭 　　　　　　　春日社祭・諏訪社祭

◆本堂御拝風除室設置について、檀徒の皆様に基金のご協力をお願いしています。
　既に浄財をお寄せいただいた方もあり、皆様のお気持ちに感謝しております。９月中の工事を予定していますので、１０月末までに納入くださいますようお願いいたします。
　（郵便振替口座記号・番号）００７９０−３−３８６０２　（加入者名）帝龍寺

◆８月１２日(金)〜１６日(火)を中心に、お盆の棚経に回らせていただきます。多数のご家庭を訪問するため、読経時間約１５分を含め、各家２０分程度の時間で回らせていただきたいと思います。ご協力の程よろしくお願いいたします。

◆懺悔(さんげ)◆
　｢仏前おつとめ本｣で、合掌礼拝の後、最初にお唱えするのが｢懺悔｣です。
　　我昔所造諸悪業　皆由無始貪瞋痴　従身語意之所生　一切我今皆懺悔
　のようにお唱えします。勤行に先立って、｢貪瞋痴｣の三毒の煩悩によって造られた私たちの罪科を、まず懺悔反省するのです。
　｢貪｣はむさぼりの心、｢瞋｣はそねみの心、｢痴｣は道理を正しく見ることができない心(邪見)です。人は皆、生まれながら心の中に尊い仏性をもっています。その反面、反省せずに悪業を重ねるという仏さまに逆らう心も働きます。人の心には善業に向かう心と悪業に向かう心とが同居しています。
　生活文化水準が向上し、生活が物質的に豊かになった陰には、何か大切なものが失われている気がしてなりません。欲の心が勝って、物質的利益のみを求めていることはないでしょうか。善なる心(菩提心)が表に出て働くためには、自ら懺悔反省して仏さまに逆らう心を抑えることが大切です。
　お盆は、ご先祖の精霊に家族揃って手を合わせて懺悔するよい機会です。仏さまに順おうとする無垢な心にこそ、御利益が現れるのだと思います。

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