船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 200 号
令和2年8月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

創刊第200号達成!

今月の行事

【8月の行事】
 5日(水)施餓鬼会
13日(木)〜16日(日)お盆棚経
18日(火)観音祭
31日(月)二百十日祭 (寺家町内会行事)
【9月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 平成16年(2004年)1月に創刊し、ホームページ上で年間12回の発行を続けてきた帝龍寺報「ふなくらまんだら」は、今回で第200号を迎えました。寺報には寺院の行事やお知らせに加えて「ひとこと法話」を掲載していますが、ホームページが閲覧できない方のために紙面で配付してほしいという要望があり、現在は年始とお盆に各檀家へ紙面で配付しています。今回の200号を一つの節目として、今後も継続し、内容の充実を図っていきますので、よろしくお願いします。
◆ 寺家公園三十三観音巡拝路設置する御砂踏み石板の施主を募集しています。石板1枚につき2万円のご協力をいただき、各観音像前に1枚ずつ設置します。7月末現在で、1〜5番、8番、10〜11番、13〜14番、16〜19番、20番、22番、24〜25番、28〜33番の23枚が予約済みです。先着順とさせていただきますので、ご協力いただける方はお早めにご連絡ください。
◆ 8月5日(水)には例年通り施餓鬼会のお勤めを予定しています。各家先祖代々菩提の塔婆供養を行いますので、供養を希望される精霊の戒名または命日をご準備ください。また、新寂精霊の新盆供養を行いますので、施主及び関係者1名以上の出席をお願いします。お参りの方は、マスクの着用、手指の消毒等にご協力ください。

ひとこと法話

◆来迎、ご来光◆
 日本人は、今際の際になると「お迎えが来る」と表現します。「死ぬ」と言えば終わりを意味しますが、来世からのお迎えは次なる生「往生(おうじょう)」の始まりを意味します。仏教では、阿弥陀如来が諸菩薩を伴って「来迎(らいごう)」し、私たちを浄土に導いてくれると考えるのが一般的です。猿倉山山頂の「猿倉社」には阿弥陀如来と二十五菩薩が祀られ、毎年7月下旬には仏菩薩の来迎によって霞除けと日照確保を祈願しています。
 高い山で見られる日の出のことを「ご来光」といいますが、もとは「御来迎」からきたものです。高山の霧に自分たちの影が映り頭の辺りに輪が現れる空中現象(ブロッケン現象)が、阿弥陀如来の来迎に見えたようです。いつしか影から太陽光そのものを指すようになり、「迎」の字も「光」に変わって今の用法になりました。
 来迎も極楽往生も、人の生死を前向きにとらえる仏教の考え方が表れた言葉で、私たちの暮らしと深く関わっていますね。

ご 意 見
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