船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 201 号
令和2年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【10月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 寺家公園三十三観音巡拝路設置する御砂踏み石板の施主を募集していましたが、お陰様で8月18日(火)をもって全札所の施主が決定しました。早速石材店に石板の作成と設置を依頼しました。時期は未定ですが、完成の暁には、皆様にご披露ご報告をさせていただく予定です。ご協力ありがとうございました。
◆ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本堂入口に非接触型体温計と手指消毒用液を設置しました。換気や座席配置等に十分配慮し、行事等の際には「密」状態を回避するように努めていますので、皆様もご協力をお願いします。

ひとこと法話

◆寺子屋◆
 ユネスコが提唱している識字教育運動が「世界寺子屋運動(World Terakoya Movement)」です。日本の識字教育は古くから行われてきましたが、僧侶が発明したという平仮名や片仮名が、平安時代には貴族だけでなく庶民にも使われるようになってきました。寺院の一部を一般に開放して読み書きを教えたことが「寺子屋」の始まりです。入学を「寺入り」と言い、生徒を「寺子」と言ったそうです。
 江戸時代になると寺子屋は目覚ましく増加し、庶民に手習い、読み書き、算盤などを教えました。庶民のための初等教育機関が寺から独立し、貴族・武士・神職・医者などによる私塾に変わっても、寺子屋という名前はそのまま使われてきました。明治になって学校制度ができても、最初の校舎は寺院の建物でした。
 病院、浴場、介護施設など、寺院の一部が独立して社会の機関になった例もありますが、学校の起源も寺子屋であったようです。

ご 意 見
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