船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 204 号
令和2年12月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【12月の行事】
31日(木)除夜の鐘

【1月の行事】
 1日(金)新年初祈祷・初詣
 2日(土)船峅南部地区年始回り
 3日(日)門明け檀徒総会

お知らせ

◆ 第3回西国三十三所巡礼団体参拝を、旅行中の感染防止対策を十分に講じて、11月11日(水)〜14日(土)に実施いたしました。14名の参加ではありましたが、新富観光サービス(株)様のご協力をいただき、無事に満願することができました。
◆ 毎年1月3日に門明け檀徒総会を実施していますが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、来年は午前10時からの開催とし、総会終了後に折り詰め弁当をお持ち帰りいただく予定です。何卒ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
◆ 皆様から浄財のご協力をいただきました寺家公園西国三十三所観音霊場御砂踏み巡礼の石板が完成し、11月24日(火)に各観音像前に設置いたしました。それに併せて第一番観音像脇に御砂踏みの御利益を記した案内板を設置しました。現在は、西国三十三所番外霊場3か寺の御砂踏み石板を作成中で、観音堂の周囲に設置する予定です。多数の皆様に巡拝していただき、御利益が得られることを願っています。

ひとこと法話

◆微細◆
 微細とは「ごくわずか」ということですね。「非常に細かい」とか「極めて小さい」という意味で「微に入り細に入り説明する」は説明し残すところがないほど詳しく説明することを指します。
 微細は呉音で「ミサイ」と読まれる仏教語で「わずかの」という意味です。私たちは人間としての心身を戴いて生きていますが、成仏前には心意識が非常に微細な状態(微細心)になります。体の機能が失われ、人身は粗大身から微細身となり、その後仏身に移るのだといいます。
 心も体も、これ以上小さくなれない微細という存在(業の塊で種子:シュジという)になり、あの世に到着してから微細な心身を大きく膨らませていくと考えれば良いでしょう。ちょうど植物の実が種となって、来春の発芽に備えていると喩えられます。私たちは、良いデータを微細な種子に送り込みつつ、この世の人生を豊かに過ごし続けたいものです。

ご 意 見
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