船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 205 号
令和3年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

明けましておめでとうございます

今月の行事

【1月の行事】
 1日(金)新年初祈祷・初詣
 2日(土)船峅南部地区年始回り
 3日(日)門明け檀徒総会

【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 毎年1月3日に門明け檀徒総会を実施していますが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、今年は午前10時からの開催とし、総会終了後に折り詰め弁当をお持ち帰りいただく予定です。何卒ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
◆ 皆様から浄財のご協力をいただきました寺家公園西国三十三所観音霊場御砂踏み巡礼の石板が完成し、11月24日(火)に各観音像前に設置いたしました。それに併せて第一番観音像脇に御砂踏みの御利益を記した案内板を設置しました。併せて、西国三十三所番外霊場3か寺の御砂踏み石板を製作し、雪解けの後で観音堂の周囲に設置する予定です。多数の皆様に巡拝していただき、御利益が得られることを願っています。

ひとこと法話

◆牛に引かれて善光寺参り◆
 今年は十二支の2番目、丑(うし)歳です。牛にちなんだことわざで、思いがけない縁でよい方に導かれることを「牛に引かれて善光寺参り」といいます。これは、因業で不信心な老婆がいて、一頭の牛が干しておいた洗濯物の白布を角に引っ掛けて走り去ったため、これを追いかけて思わず善光寺に参詣してしまったという故事によるそうです。一説には、講員の一団を引き連れて寺社詣での案内をする先達の「御師(おし)」が白い旗をもって先導したことから、「御師に引かれて」が転訛したものとも言われます。
 信仰に関係なく寺社に参詣した人でも、やがて信仰に導かれて善い人になるという教えですね。日常生活の中でも、思いがけないことで善い結果を招くことはよくあり、仏菩薩の化身かと思われる人の言葉や行いが見られます。仏様の教えは、身の回りの至る所に見え隠れしています。私たちは、その事に早く気づき、報恩感謝の日々を過ごしたいものです。

ご 意 見
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