船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 210 号
令和3年6月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【6月の行事】
 12日(土) 雨乞岩祭
 13日(日) 宗祖降誕会(青葉まつり)

【7月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 6月12日(土)午後3時より、寺家町内会主催の雨乞い行事、雨乞岩祭礼を予定しています。御前山山頂まで自動車で移動した後、山道を30分ほど歩きます。途中に沢を渡るところがありますので、参加される方は長靴が必要です。荒天の場合など、現地での行事ができない場合は、帝龍寺本堂で行います。町内会員以外で参加を希望される方は、町内会長(加藤昇氏076-467-3225)まで事前にご連絡ください。
◆ 6月13日(日)午後1時半より弘法大師の生誕をお祝いする宗祖降誕会(青葉まつり)を厳修する予定です。参拝された皆様には、誕生仏にお祝いの甘露水(甘茶)をかけていただきます。当日は、中組結衆に伝わる弘法大師行状曼荼羅絵図(4幅一対)と帝龍寺所蔵の絹本着色三千仏図過去仏(富山県教育委員会指定重要文化財)の公開を予定しています。貴重な機会ですので、ぜひご覧ください。新型コロナ対策のため、昼食の準備はしませんので、マスクを着用して開始10分前までにご参集ください。法要後の法話は中止といたします。
 なお、本行事の主催は中組結衆のため、今後のコロナ感染状況によって中止となる場合があります。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「誕生奇特」◆
 帝龍寺が所属する高野山真言宗富山宗務支所中組(以下「中組」と表す)に伝わる「弘法大師行状曼荼羅絵図」は、4幅の掛け軸に弘法大師空海の生涯を122枚の絵図で表したもので、中組行事の宗祖降誕会で公開されます。今回からは、この絵図の中から空海のエピソードを紹介します。
 讃岐国の郡司を務める佐伯直田公と妻玉依御前は、ともに信仰心の大変篤い人でした。ある日夫妻は、天竺(インド)のお坊さんが紫の雲に乗って飛来し、玉依御前の懐に入る夢を同時に見ました。それから1年後の宝亀5年6月15日に、元気な男の子が生まれ、真魚(まお)と名付けられました。ちょうど誕生された館の楠の青葉が香る時期にあたるため、真言宗の各寺院では宗祖降誕会(青葉まつり)を行ってお大師さまの誕生をお祝いします。

ご 意 見
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