船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 221 号
令和4年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【6月の行事】
 12日(土)雨乞岩祭礼(寺家町内会行事)
 13日(日)宗祖降誕会(中組行事)来迎寺様にて

お知らせ

◆ 4月11日(月)から、「姉倉姫神社」の御朱印を始めました。参拝者の方から「神社の御朱印や御守はありませんか」と尋ねられることが多かったため、神社宮司様の許可をいただき、本地仏虚空蔵菩薩を奉安する別当寺として御朱印を出すことにしたものです。
◆ 弘誓会新西國三十三所観音霊場の法要は、コロナ感染の影響が長引き、今年も開催が見送られることになりました。来年6月に猪谷の西禅寺で開催することを目指して準備を進めていく予定です。
◆ 長く咲いていた十月桜も葉桜に変わり、観音堂の周りには鬱金桜や石楠花の花が咲き始めました。寺家公園は八重桜からツツジの季節に入り、訪れる人々の姿も多くなってきました。帝龍寺や三十三観音御砂踏み巡拝路へのお参りをお待ちしています。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「恵果拝謁・青龍灌頂」◆
 空海が青龍寺の恵果和尚を訪ねると、恵果は笑顔で迎え「私はあなたが来るのを長い間待っていました。すぐに灌頂壇に入りなさい。」と言われました。恵果和尚にはたくさんの弟子がいましたが、誰一人許可されなかった秘法の伝授を、初めて出会った異国の僧侶に許されたことは、弟子一同の驚きでした。
 恵果和尚は、わずか3か月で密教の教えを余すことなく空海に伝え、奥義を授ける伝法灌頂を行いました。空海は、このとき遍照金剛という灌頂名を授かりました。この灌頂名は、わたしたちが日々お唱えする御宝号「南無大師遍照金剛」に用いられ、「空海さまに帰依します」ということを表します。

ご 意 見
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