船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 227 号
令和4年11月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【11月の行事】
  6日(日)報恩講(加持土砂法会)
  7日(月)〜檀家各家報恩講

【12月の行事】
 31日(土)除夜の鐘

お知らせ

◆ 11月6日(日)に、当山の報恩講(加持土砂法会)を行います。ここ2年は午前中に行いましたが、今年は午後1時からの御詠歌奉唱で始めさせていただきます。1時半より中組結衆寺院による加持土砂法会、引き続き本山布教師である砺波市庄川町日照院住職糸数寛宏師による法話を予定しています。コロナウイルス感染防止策として、参詣者への昼食提供は控えさせていただきますので、各自で昼食を済ませて午後1時までのご参集をお願いいたします。
◆ 11月〜12月に、檀家各家の報恩講を勤めさせていただきます。この時期に法要をされる場合は、報恩講を兼ねて勤めさせていただく予定です。事前に電話でご都合を確認して、案内葉書を送付します。
 また、訪問させていただいた際に、護持会費12000円を集金させていただきます。報恩講をされないお宅には、振替用紙を郵送いたしますので、郵便振替または持参にて年内に納入して下さるようお願いします。
◆ 境内の十月桜に今年も小さな花が咲き始めました。ソメイヨシノのように一斉に咲き誇ることはありませんが、この後来年の春まで細く長く花を見せてくれるでしょう。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「釈迦出現・讃州剣山」◆
 空海は、故郷の讃岐国屏風ヶ浦にしかるべき伽藍を建立しようと発願し、五岳山(ごがくさん)に籠もって祈り続けると、紫雲の中に釈迦如来が姿を現しました。空海は、そのお姿を人々に拝ませたいと思って絵に描き留め、後の世まで伝えました。空海が誕生した四国第75番善通寺の御影堂には、空海の背後に我拝師山から出現した釈迦如来が描かれた図像が祀られています。
 空海が讃岐国の剣山で修行をしていると、空から5本の剣が下りてきて金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)が目の前に現れ「この山は仏教に相応しい霊地である」と告げました。空海は、5本の剣を山に埋めて鎮護とし五剣山と名付け、ここに草庵を建てて千手観音像をお祀りしました。現在は、四国第85番五剣山八栗寺として人々の信仰を集めています。

ご 意 見
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