船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 243号
令和6年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【3月の行事】
 10日(日) 涅槃会(午前10時より)
 16日(土) 虚空蔵祭

【4月の行事】
 3日(水)〜6日(土) 坂東33観音第1回団体参拝
 14日(日) 姉倉姫本地仏虚空蔵菩薩御開帳

お知らせ

◆ 4月3日(水)〜6日(土)に第一回坂東33観音巡拝を行います。中型バスを利用して15〜20名で巡拝したいと思っています。参加費は107,000円といたします。バスの座席にはまだ若干の余裕がありますので、参加希望の方はご連絡ください。
◆ 3月10日(日)午前10時より仏祖釈迦如来の入滅を悼む涅槃会を厳修します。例年は午後に行っていますが、今年は諸般の事情により午前中の実施となりますので、ご注意下さい。法要後の物故者追悼御講と団子撒きは実施します。
◆ 4月14日(日)午前11時〜午後1時15分と午後1時半〜3時半に、33年に一度の虚空蔵菩薩御開帳を行います。前日に姉倉姫神社拝殿へ遷座し、午前10時より御開帳式典と獅子舞奉納を行った後に厨子の扉を開いて御開帳を行います。虚空蔵菩薩様の手に結んだ五色の御手糸を拝殿前の鈴緒に結び、仏様とのご縁が結べるようにいたします。また、当日限りの特別御朱印2種類(虚空蔵菩薩、姉倉姫)を1体500円にて頒布いたします。この機会に、知力向上や技芸上達に御利益のある菩薩様と有難い御縁を結びましょう。
 帝龍寺に残されている「昭和2年(1927年)の由来縁起」を訳文と共に公開します。過去は必ずしも33年毎の御開帳ではなかったようで、昭和2年の後は、昭和31年(1956年)、平成3年(1991年)に御開帳が行われています。
◆ 寺家公園33観音巡拝路にも能登半島地震の被害が見つかりました。御堂の屋根や御堂本体が落下したり観音像がずれ動いたりしたものが数カ所、加えて最高地点に建っている十三重塔の最上部が落下する被害もありました。

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ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「矢取地蔵〜伊勢参籠」◆
 雨乞い争いをして敗れた守敏が羅城門で空海を待ち伏せ、矢を射かけました。すると、一人の僧が現れて、身代わりに矢傷を受けました。この僧は地蔵菩薩が化身したもので、羅城門近くには今でも矢取地蔵が祀られています。
 弘仁13年(822年)、空海は伊勢神宮に籠って参拝しました。このとき空海は、大日如来の印契と真言を以て天照大神との三昧に入り、十種神宝図の神髄を伝授する方法を弟子の真雅に授けました。空海はその後再び参籠し、神宝図を転写しました。

ご 意 見
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