船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 25 号
平成18年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

〜〜〜今年もよろしくお願いいたします。〜〜〜

今月の行事

【1月の行事】
  1月1日 元旦御祈祷
  1月2日 船峅南部年始回り
  1月3日 門明け(檀徒総会)
  1月7日 今生津御日待ち
  1月29日 文化財防火訓練
       真言宗中組総会

お知らせ

◆この冬は、早くから雪が降り、本堂も雪に埋まりそうです。昨年設置した風除室の半分ぐらいが雪に埋まりましたが、正面から入れるように除雪した結果、元旦には参詣者の皆さんに喜んでもらえる状態になりました。

◆昨年の市町村合併により、富山市となりましたが、文化財防火デーに際して、今年も1月29日(日)に、防火訓練が行われます。当山は、木造千手観世音菩薩立像と絹本着色三千佛図(過去佛)の富山県指定文化財を所蔵していますので、教育委員会の依頼で、毎年この時期に防火訓練を行っています。正午頃実施の予定です。

ひとこと法話

◆いろは歌◆
 「いろはにほへと(色は匂えど) ちりぬるを(散りぬるを) わかよたれそ(我が世誰ぞ) つねならむ(常ならむ) うゐのおくやま(有為の奥山) けふこえて(今日越えて) あさきゆめみし(浅き夢見じ) ゑひもせす(酔いもせず)」おなじみの「いろは歌」です。弘法大師の作られた歌として、私たち日本人にたいへん親しまれています。文字を知らず教育を受けられなかった一般民衆が、文字を習い、文化国家の基礎を築いたのには、この「いろは歌」の影響が大きかったと思います。
 いろは歌は、涅槃経の「諸行無常 是生滅法 生滅滅巳 寂滅為楽」の四句の偈を、御大師さまが和歌の形でお詠みになったもので、異なる47文字に即身成仏の教えが込められています。御大師さまは、この歌を通して、時代が移り変わっても、人の生きるべき姿を教え続けてくださっているのです。

ご 意 見
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