船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 37 号
平成19年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 明けましておめでとうございます。

【1月の予定】
 1月1日  新年初祈祷
 1月2日  年頭あいさつ回り
 1月3日  檀徒総会(門明け)

 例年実施されていた文化財防火デーの消防訓練は、隔年実施となりました。今年は、当山での文化財防火消防訓練を行いません。

お知らせ

◆例年3月10日(土)に秋葉社祭、3月24日(土)に虚空蔵祭を実施していましたが、寺家部落からの依頼により、3月第3土曜日に両行事を開催することとなりました。今年は3月17日(土)の午後2時より秋葉社祭(秋葉社)、午後4時より虚空蔵祭(帝龍寺本堂)を開催します。配付したカレンダー等の訂正をお願いします。

◆このたび、高野山真言宗富山中組教師会で「仏前おつとめ本」のCDをつくりました。昨年高野山へ団体参拝した際、バスの中で練習するために録音したものです。ご希望の方は、実費にて頒布いたします。

ひとこと法話

◆大日如来と両界曼荼羅◆
 大日如来は、摩訶毘廬遮那仏ともいい、真言宗の総本尊です。大日如来には、智拳印を結んだ金剛界(真言は「おんばざらだとばん」)と法界定印を結んだ胎蔵法(真言は「おんあびらうんけん」)の二様があります。大日如来のお徳は、除闇遍明(昼夜照らし続けて闇を除く)、能成衆務(すべてのものを育て活動させる)、光無生滅(永遠不滅の光を放つ)の三つです。大宇宙の真理であり、人がこの世に生き抜く「いのち」の根本を大日如来といい、これを自らのいのちとして自覚することが仏教の本質といえます。
 また、大日如来を中心とした仏の世界を説き示したのが曼荼羅です。千四百六十一仏の金剛界曼荼羅と四百十四仏の胎蔵法曼荼羅に描かれた仏、菩薩、明王、天などが、それぞれの御誓願をもって大日如来の密厳仏国を作ろうとされています。わたしたちも、心に大日如来を観じ、大宇宙の法界力をいただいて、いのちを生かしたいものです。
 おんあびらうんけんばざらだとばん「み仏の中にすぐれし大日の 光にものとてはなし」

ご 意 見
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寺報36