第　４０　号 平成１９年４月発行
富山県富山市舟倉２３３４　　高野山真言宗　船峅山　帝龍寺

【４月の予定】 （帝龍寺の行事はありません） （その他） 　４月８日　花まつり(仏生会)

◆３月１６日(金)に高野山専修学院の卒業式があり、賢伸が無事卒業いたしました。卒業生を代表して答辞を述べるとともに、松長有慶管長猊下からありがたい｢管長賞｣をいただきました。今後は、法身大日如来から脈々と続く真言密教の法灯を受け継ぐ末資として、壇信徒の皆さまとお付き合いさせていただきたいと思います。


◆平成２７年は、高野山開創１２００年にあたり、記念大法会が予定されています。高野山真言宗では、祖山益々の興隆と大法会の成功を願い、広く壇信徒に浄財を勧募しています。当山では、一口５,０００円から御志納を受け付けていますので、よろしくお願いします。

◆お薬師さま◆
　薬師如来は、その名のとおり、病に苦しむ人に薬を与え、心身に栄養を施してくださる仏さまです。左手に瑠璃という宝石でできた薬壺をお持ちなので薬師瑠璃光如来ともいわれ、病気平癒の御誓願を示されています。右手は与願印または施無畏印で、人々の願いを成就して与えるという功徳を表しています。病気平癒や健康長寿を願って、お薬師さまをお祀りしているところも多いようです。
　薬師如来は、阿弥陀如来が未来往生の西方浄土をお持ちなのに対して、東方浄土の主として現世に利益を施されます。実は、当山に伝わる富山県指定重要文化財｢絹本着色三千仏図(過去仏)｣の中心に描かれている仏さまも、薬師如来なのです。釈迦如来を中心とする｢現在仏図｣、阿弥陀如来を中心とする｢未来仏図｣とともに、仏名会という行事の本尊とされます。
　お薬師さまをお参りするとともに、心身の健康に留意することで、私たちの大切ないのちを生かしていきたいものです。

薬師如来真言
　おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

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