船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 41 号
平成19年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【5月の予定】
(帝龍寺の行事はありません)

【6月の予定】
 6月 9日 雨乞岩不動尊祭
 6月10日 宗祖降誕会(青葉まつり)

お知らせ

◆6月10日(日)に、当山で宗祖弘法大師降誕会を行います。午後1時30分から行われる法要の中で、参詣者の皆さまにも、誕生和讃の奉唱と般若心経読誦、稚児大師の潅沐などに参加していただきたいと思います。法話は、海禅寺住職稲生隆信師による「弘法大師一代記」です。また、昼食として「讃岐うどん」のお接待を予定していますので、お昼までにおいでください。ぜひ多数ご参詣ください。
 檀家の皆さまには、ご近所や知人の方へのお誘いや当日のお世話など、行事の成功にご協力をよろしくお願いいたします。

◆6月9日(土)寺家地区の行事として、御前山雨乞岩不動尊祭が行われます。現地で午後3時開始予定です。猿倉コミュニティセンター前に集合し、午後2時20分に出発する予定です。御前山山頂から20分程度、山道(途中に沢あり)を歩きますので、歩きやすい服装と靴でご参加ください。
 小雨程度なら現地へ行きますが、大雨など危険が予測される場合は、当山の本堂で行います。

ひとこと法話

◆文殊さま◆
 「三人寄れば文殊の智恵」といわれるように、文殊菩薩は、智恵の仏さまとして知られています。文殊さまは、右手に迷いを断ち切る剣、左手には智恵を人々に説き与える経典を持っておられます。また、「百獣の王」である獅子に乗った姿で、強く正しい智恵(仏教ではこれを般若という)をもって生き抜くことを表しています。
 文殊の智恵とは、単なる知識ではなく、自分自身の尊さを考え、人生を幸せに生きていくためのものです。「懺悔反省」、「感謝の心」、「知恩報恩の行い」は、人間を形成する大切な智恵であり、自身の生活をいかに精進していくかという智恵です。こうした般若の智恵を一生持ち続けることを、私たちに説き勧めてくださるのが文殊さまなのです。
 文殊さまは、三七日の仏さまで、卯年の守り本尊でもあります。お大師さまの言葉に「文殊の利剣は諸戯を断つ」とありますが、世に横行する誤った考え方や邪悪な思想を断って、衆生の迷いや無智を正して仏道に導く御利益があります。
 文殊さまにお参りすることで、人として正しい智恵を身に付け、自分を生かす生き方を実践できるようにしたいものです。

文殊菩薩真言
 おん あらはしゃのう

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