船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 45 号
平成19年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【9月の予定】
 9月 1日 不吹堂舟倉用水殉難者法要
       春日社・諏訪社祭
 9月14日 阿闍梨孝範大和尚七七日忌

(今年の池原山鳥宮祭は、行われないことに
  なりました。)

お知らせ

◆「南無大師遍照金剛」「南無観世音菩薩」「南無地蔵菩薩」「南無虚空蔵菩薩」など各種のぼり幡を御奉納いただいております。のぼり幡は、願意及び願主氏名を書き入れ各種行事の際に立てさせていただきます。1本五千円にて奉納を受け付けておりますので、ご希望の方はお知らせください。幡の種類(仏さまの名前)、「○○家先祖代々菩提」「○○家家内安穏」などの願意、願主氏名を添えてお申し込みください。

◆7月16日に新潟県中越沖地震が発生し、柏崎市を中心に大きな被害が出ました。当山施我鬼会での募金と諸行事の御賽銭から、義捐金を出させていただきました。義捐金は、高野山真言宗災害対策本部を通じて、被災地に届けられる予定です。

◆参道入り口と観音堂前に、車止めを兼ねたサインボードを設置させていただきました。観音堂前のボードには、帝龍寺の御詠歌「ふだらくや ふねによせくる しらなみの かへすがへすも ちかひたのまん」が書かれています。観音祭りをはじめ、当山の行事で、今後お唱えしていく予定です。

ひとこと法話

◆阿弥陀さま◆
 浄土真宗や浄土宗では、阿弥陀如来を御本尊とし、「南無阿弥陀仏」の六字名号をお唱えして、その本願力に依って救いを得ることに安心を置いています。阿弥陀経には、「仏の光明無量にして十方国を照らすに何ら妨げられず、故に無量光如来という。また仏の寿命は無量無辺にして尽きることなきが故に無量寿と名付く。」と説かれています。阿弥陀さまは、西方極楽浄土の主で、弥陀の四十八願という多くの御誓願をお持ちになっており、これを本願力といいます。
 阿弥陀さまは、人の命が亡くなるとき、二十五菩薩とともにお迎えに来られ、御浄土へと導いてくださいます。猿倉社には、阿弥陀如来と二十五菩薩が祀られ、来迎の有難い御姿を表しています。浄土真宗の開祖親鸞聖人も、歎異抄で「いかなる悪人も、正しい機会に恵まれ、信心に立ち帰ってこそ往生できる。」と説かれ、いかに罪悪の深い人でも決して見捨てずに済度する阿弥陀如来の仏縁の広大さを言い表しておられます。
 真言は「おん あみりたていせいからうん」、戌(いぬ)・亥(い)年の守り本尊です。

ご 意 見
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寺報44