船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 47 号
平成19年11月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【11月の予定】
11月 4日 阿闍梨孝範大和尚百箇日忌
11月10日 当山報恩講
       (土砂加持法会と御詠歌)
11月〜12月 各家報恩講

お知らせ

◆11月10日(土)午後1時半より当山の報恩講を行います。宗祖弘法大師及び諸仏菩薩への報恩謝徳を祈念し、先祖代々の菩提を供養します。また、11月4日が当山名誉住職阿闍梨孝範大和尚の百箇日忌にあたりますので、その供養も併せて行います。当日は、砺波市庄川町日照院住職糸数寛宏師による法話もあります。皆さんお誘い合わせの上、お参り下さい。なお、昼食を準備していますので、お昼までにおいで下さい。

◆本ホームページでも紹介している「帝龍寺ものがたり」と「あねくら姫ものがたり」を小冊子にしました。帝龍寺パンフレット「帝龍寺の佛さま」、「寺家公園と西国三十三観音」とともに本堂に置きましたので、ご希望の方はお持ち下さい。
◆今年も、11月から12月にかけて檀家各家の報恩講に回らせていただきます。報恩講の読経時間は約30分です。10月後半以降に法要をお勤めになるご家庭では、法要に併せて報恩講のお勤めをさせていただきます。日程は電話にてご相談させていただきます。なお、報恩講の際、今年度の本山金(護持会費)を集金させていただきますので、よろしくお願いいたします。

ひとこと法話

◆高野槇(こうやまき)◆
 帝龍寺の境内、本堂に向かって右手の寺標脇に大きな木が立っています。この木が「高野槇」です。昨年、秋篠宮家に悠仁親王が誕生された際、お印に選ばれましたので、ご存じの方も多いと思います。高野山では、弘法大師が御仏前に花のかわりに槇を供えたことから霊木として、槇の枝を槇花としてお盆やお彼岸には必ずお備えします。
 当山の高野槇は、昭和5年から始まった寺家公園造成に合わせて境内地を広げた際に、植えられたそうです。以前は2本あったのですが、新本堂建設工事の際、参道にかかるため伐採されました。成長の遅い木ですが、約80年の歳月が経ち、大木となりました。さらによく見ると、木の下には小さな芽が出ています。
 お大師さまの時代から、大切にされてきた高野槇です。悠久の時の流れと新しい命の息吹が感じられます。私たちもこの命を受け継ぎ、高野槇とともに、命を生かしていきたいものです。
 南無大師遍照金剛

ご 意 見
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