第 48 号 平成19年12月発行 |
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富山県富山市舟倉2334 高野山真言宗 船峅山 帝龍寺 |
【12月の予定】 12月30日 古札お焚き上げ 12月31日 除夜の鐘 【1月の予定】 1月 1日 新年初祈祷、姉倉比売社元旦祭 1月 3日 門明け(新年檀徒総会) |
◆当山では、古札お焚き上げを隔年で実施しており、今年は12月30日(日)午後に行います。古い御札や御守りなどがありましたら、お持ち下さい。撥遣(心抜き)をしてからお焚き上げします。当山庫裡の玄関に箱を出しておきますので、29日(土)〜30日午前の間に入れてください。なお、プラスチック、ビニールなどは事前にはずしてくださるようお願いします。
◆当山では、参拝者の方に除夜の鐘を撞いていただいています。12月31日午後11時30分頃から撞き始め、108回撞きます。おいでになった方から順に撞いていただきますので、ご希望の方は早めにおいで下さい。寒い中ですが、1年を振り返り、新しい年への願いを込めてお撞きになってみてはいかがでしょうか。
◆今年7月に当山第75世孝範名誉住職が遷化いたしましたが、例年通り1月3日に当山の門明け(檀徒総会)を行います。帝龍寺檀徒が新年の顔合わせを行い、平成19年の寺務報告と平成20年の行事計画等についてご協議いただきます。また、新規入檀者のご紹介も予定しています。正午より始めたいと思いますので、午前中においで下さい。なお、御神酒を用意していますので、お車はご遠慮下さい。
◆開眼と撥遣◆
今年は、2年に一度の古札お焚き上げを行います。古い御札や御守りは、ゴミとして処分するわけにもいかず、お困りのことと思います。家をお護りいただいたり、願いを叶えていただいたりした御札や御守りには、神さまや仏さまが宿っていらっしゃるからです。皆さんは、これまでどんな気持ちで御札や御守りをお持ちになっていたでしょうか。
神社や寺院の御札・御守りは、神さまや仏さまをお招きして魂をお入れしてから、信者の手に渡ります。仏教では、これを開眼(かいげん)といい、仏像や仏画、仏壇、墓碑を新たに求めたり、修復したりしたときは必ず行います。そうした仏壇やお墓、御札、お守りなどが不要になったとき、処分する前に魂を抜いて、本来の神さまや仏さまのもとへお返しすることが必要なのです。これを撥遣(はっけん)といいます。
当山では、古い御札や御守りを撥遣供養した後、お焚き上げを行います。お世話になったり御利益をいただいたりしたご本人が、古札に感謝の心を込めてお焚き上げしていただければ、新たに求められる御札や御守りへの思いも違うのではないでしょうか。事前にお持ちいただいても結構ですが、できればお焚き上げに参加していただきたいものです。
平成19年も間もなく終わろうとしています。仏さまやご先祖さま、お世話になった方々への感謝を申しあげ、新たな年も一層のご縁をいただけることを願っております。