船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 53 号
平成20年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【5月の予定】
 (帝龍寺の行事はありません)
 5月31日 大沢野三派合同大本山講
       (二松会館にて)
【6月の予定】
 6月14日 雨乞岩不動尊祭
 6月15日 宗祖降誕会
       (浜黒崎 泉福寺にて)

お知らせ

◆帝龍寺報「ふなくらまんだら」を、ぜひ印刷物で配布してほしいという声がありましたので、第1号〜52号を一冊のファイルに納め、4月中旬に各檀家へ送らせていただきました。当山の年中行事などについて、4年間のあゆみをご覧いただければと思います。今後は、定期的にお送りしますので、ファイルに追加して下さい。
◆4月12日(土)に姉倉比売神社の春季祭礼があり、当山本堂でも、寺家獅子保存会による獅子舞が奉納されました。
◆高野山御開創1200年記念大法会基金に多数の浄財をお寄せいただき、誠にありがとうございます。当山への納入期限を本年12月末とさせていただいておりますので、まだお納めいただいていない方は、早めにお納め下さるようお願いいたします。

ひとこと法話

◆中陰◆
 人が亡くなってから四十九日間を「中陰」といいます。この期間は、亡くなった人の霊が、人間の世界から仏さまの世界へ帰る旅の途中にある期間です。
 亡くなった方は、初七日は不動明王さま、二七日は釈迦如来さま、三七日は文殊菩薩さま、四七日は普賢菩薩さま、五七日は地蔵菩薩さま、六七日は弥勒菩薩さま、七七日は薬師如来さまにお会いになります。それぞれの仏菩薩から功徳を受け、この世で造った罪科を一つ一つ洗い落としながら、成仏の道を歩まれるのです。七日ごとに読経するのは、家族が成仏を願って供養することで、故人が仏菩薩の功徳を受けられるようにするためです。またこの間は、遺族が平常心を保ちにくいので、不必要な旅行や遊びをせず、身を慎んで仏祀り中心の生活をする期間とされます。昔は、世間との付き合いを一切断って喪に服する期間とされましたが、現代社会ではそういうわけにもいかないと思います。「身を慎む」という気持ちで生活することが大切なのだと思います。
 そして四十九日目は、中陰が満ちて仏さまの世界に安住する日で、「満中陰」といいます。
 当地では、満中陰に親類縁者が集まって法要を行い、墓地に納骨して祭壇を取り払うのが一般的です。このとき、白木の水位牌は菩提寺にお納めし、塗り位牌または過去帳に戒名を写して、分骨とともに仏壇でお祀りします。なお、分骨は時期を見てご本山等へお納めします。

ご 意 見
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