船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 59 号
平成20年11月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【11月の予定】
 11月2日 当山報恩講(土砂加持法会)
 11月〜12月 檀家各家報恩講

【12月の予定】
 12月31日 除夜の鐘

お知らせ

◆11月2日(日)に、宗祖弘法大師の御恩に感謝し先祖代々の菩提を供養する当山の報恩講(土砂加持法会)を厳修します。十数名の僧侶が、清浄な御土砂を、光明真言を唱えて加持します。今年の法話は、南砺市(井波町)金城寺副住職金子良成師にお願いしました。法会は午後1時半からですが、昼食を準備していますので、お参りの方は正午までにおいでください。
◆今年も11月から12月にかけて、檀家各家で報恩講をお勤めさせていただきます。日程については、個別に相談させていただきたいと思います。なお、報恩講の際、今年度の本山金(護持会費)を集金させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆11月中に、来年年忌を迎えられる檀家に「年忌のご案内」を送付させていただきます。法要をご計画のお宅は、早めにお知らせください。

ひとこと法話

◆迷いを離れて悟りがあるのでなく、迷いそのものが仏の種となる〜伝道句より〜◆
 前回に続いて、伝道句を味わってみたいと思います。
 私たちは、誰でも多くの迷いを抱えながら生きています。迷いそのものが人生だといっても過言ではないと思います。六波羅蜜の行を続けても、迷いは尽きず、仏の悟りに近づいているという実感はなかなかもてないのではないでしょうか。
 「悟り」と「迷い」は相反する言葉のように見えますが、そうではありません。迷いがあるからこそ、私たちは仏さまの力(ご利益)を求めるのです。迷いは仏さまとのご縁を結ぶ大切な鍵となります。この鍵と深い信心によって、仏さまは迷いを抱えたままの私たちを受け容れ、悟りの道へ導いてくださることでしょう。

ご 意 見
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