船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 60 号
平成20年12月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

 今回で丸5年、60号を迎えました。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

今月の行事
 

【12月の予定】
 11月〜12月 檀家各家報恩講
 12月31日 除夜の鐘

【1月の予定】
 1月1日 新年初祈祷
 1月3日 門明け檀徒総会

お知らせ

◆11月から12月にかけて、檀家各家で報恩講をお勤めさせていただいています。報恩講の際、今年度の本山金(護持会費)を集金させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆皆様から集めさせていただいた高野山開創1200年記念大法会志納金を、来年早々に本山へ送金いたします。ご協力いただける方は、年内に当山へお持ちくださるか、郵便振替にて納金下さい。(振替口座)00790−3−38602 (加入者名)帝龍寺
◆12月31日(水)午後11時30分頃から、除夜の鐘を撞きます。合計108回の範囲で、一般の方にもお撞きいただけます。今年の厄払いや来年への願いを込めてお撞きになりたいかたは、どうぞおいで下さい。
◆1月3日(土)正午より、当山恒例の門明け檀徒総会を行います。檀徒各位には、多数のご参加をお待ちしています。

ひとこと法話

◆人生の”三感王”を目指す〜心豊かに生きる〜◆
 先日、ラジオ番組で、定年退職を機に、夫婦で3ヶ月間1200kmの旅行をした人のお話を聞くことができました。その人は、「私は人生の”三感王”を目指しています。三感王とは、『感動』『感心』『感謝』にたくさん出会うことです。旅行中に、たくさんの『感』と出会うことができました。」と話されました。
 私たちの日々の暮らしでも、『感動』『感心』『感謝』の三感に出会える場面はたくさんあります。旅に出なくても、日常人や物と出会ったときの「すごい」「なるほど」「ありがとう」という思いを大切にしてほしいのです。古美術鑑定家の中島誠之助さんは、「ニセモノばかり見ていると本物の価値が分からなくなる」といいます。よいもの、価値の高い本物との出会いを求めることで、「感」との出会いを多くすることができます。
 思えば、私たちは、菩提心による仏さまとのかかわりを通して、いくつもの「感」を毎日体験しているのです。限られた人生を心豊かに生きるため、三つの「感」を受け容れる素直な心をもち、人生の”三感王”を目指しましょう。皆さま、よいお年をお迎えください。

ご 意 見
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