船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 61 号
平成21年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

今月の行事
 

【1月の予定】
 1月1日 新年初祈祷・姉倉比売社元旦祭
 1月3日 門明け檀徒総会

【2月の予定】
 2月26日 市場火祭り

お知らせ

◆1月3日(土)正午より、当山恒例の門明け檀徒総会を行います。檀徒各位には、多数のご参加をお待ちしています。
◆皆様にご協力いただいた高野山開創1200年記念大法会志納金は、お陰さまで、昨年度末までに当山への賦課金額を超えるご寄付をいただきました。高野山真言宗富山宗務支所を通じて、早々に本山事務局へ送金いたします。ご協力ありがとうございました。記念大法会は、平成27年に高野山で行われます。
◆該当の家庭には昨年末に年忌案内葉書をお送りいたしましたが、年忌法要をお勤めされる場合は、早めにご連絡下さい。日程等についてご相談させていただきます。

ひとこと法話

◆悪業多ければ、功徳多きなり〜伝道句より〜◆
 伝道句シリーズの3回目となります。
 私たちは、貪(むさぼり)瞋(いかり)痴(おろかさ)の煩悩にとらわれ、知らず知らずのうちに、悪業(仏の道に外れる行いをしてしまう心)を持ってしまいます。欲に駆られて失敗したり、感情に任せた言動で人に迷惑を掛けたりすることは、誰にでもあることだと思います。そうしたときに、仏さまと向き合い、悪業を悔い改めることを『懺悔(さんげ)』といいます。
 もちろん、悪業が少なければ、懺悔も少なくて済みます。しかし、悪業が多ければ多いほど、懺悔をし仏さまと向き合うチャンスが増えるのです。自分は悪業が多いから救われないと落ち込むのではなく、このチャンスを生かすことが大切だと思います。
 仏さまと向き合い、自分の心を見つめて懺悔すること自体が、功徳となります。私たちの煩悩は尽きず、悪業から離れることはできません。一時の反省でなく、善い行いを心がけたり、人の言葉を素直に聞いたりするなど、小さな功徳を積み重ねることこそ大切なのではないでしょうか。

ご 意 見
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寺報60