船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 63 号
平成21年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【3月の予定】
 3月15日 涅槃会と青年御講(八体仏開眼)
 3月21日 秋葉社祭、虚空蔵祭

【4月の予定】
 (帝龍寺の行事はありません)
 4月11日 姉倉比売社春季祭礼

お知らせ

◆3月15日(日)午後1時30分より、涅槃会と青年物故者追悼御講を厳修いたします。仏教の祖、釈迦牟尼仏の入滅を悼む法要で、仏舎利をかたどった五色の団子をお供えし、法要後に参拝者に蒔き与えます。お団子を食べたりお守りとして身に付けたりすることで、お釈迦さまの命をいただくことができます。檀信徒各位には、多数のお参りをお待ちしています。
◆このたび、本堂脇の間に十二支の守護本尊八体仏を勧請安置し、涅槃会に併せて開眼供養を行います。御本尊に向かって右手に千手観世音菩薩(子歳)、虚空蔵菩薩(丑・寅歳)、文殊菩薩(卯歳)、普賢菩薩(辰・巳歳)、左手に勢至菩薩(午歳)、大日如来(未・申歳)、不動明王(酉歳)、阿弥陀如来(戌・亥歳)をお祀りしています。御参拝の折には、ぜひ有縁の仏さまにもお参りください。また、各守護本尊のお守りを一体五百円にて頒布いたしますので、お求めください。
 一体二万円にて施主さまを募集していますので、よろしくお願いいたします。

◆檀信徒の皆さまに配付したカレンダーに記載した行事日程に誤りがありましたので、次のように訂正をお願いします。ご迷惑をおかけし、お詫びいたします。
 3月:虚空蔵祭 14日(土)→21日(土)※第3土曜日

ひとこと法話

◆八体仏〜十二支の守護本尊〜◆
 昨年の報恩講の法話の中で、金城寺の金子良成師が十二支の守護本尊のお話をされました。私たちは、縁あってある歳に生を受け生を受け、それぞれの干支をもっています。それと同時に、守護本尊の仏さまとも縁を結んでいるのです。
 十二支なのになぜ八体仏なのかというと、十二支を方位に当てはめ、北に子、東に卯、南に午、西に酉を配置して、十二等分した方角に残りの干支を置いたのです。北東(艮:うしとら)の方角を鬼門というのもこの考え方によります。もうお分かりだと思いますが、守護本尊は八方位に配置されているのです。
 千手観世音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来が八つの方位に当てはめられています。それぞれの守護本尊は、常に私たちの傍で生き方を見守っておいでです。有縁の仏さまを心に抱き、その仏性を最大限に発揮して生きようとすることが大切だと思います。

ご 意 見
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