船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 64 号
平成21年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【4月の予定】
 (帝龍寺の行事はありません)
 4月11日 姉倉比売社春季祭礼

【5月の予定】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆このたび、本堂脇の間に十二支の守護本尊八体仏を勧請安置し、3月の涅槃会に併せて開眼供養を行いました。御参拝の折には、ぜひ有縁の仏さまにもお参りください。一体二万円にて施主さまを募集していますので、よろしくお願いいたします。
 丑寅歳守護本尊虚空蔵菩薩と午歳守護本尊勢至菩薩は、施主の申し出がありました。他の仏さまも、申し出によって順次決定させていただきますので、お早めにお願いします。
◆6月21日(日)に、今年の大沢野町三派合同大本山講を当山にて開催することが決定しました。真言宗、曹洞宗、浄土宗の檀徒会員の物故者追悼法要を中心とした御講で、各地区持ち回りで開催しているものです。内容の詳細は未定ですが、ご協力をお願いします。

ひとこと法話

◆棺桶に片足入れし老いなれど、片足でできることはしましょう
                      〜伝道句より〜◆

 伝道句シリーズ5回目は、「棺桶に片足を入れる」という少し衝撃的な言葉で始まります。高齢者の中には、自虐的にこのような言葉を口にされる方もいらっしゃいますが、心まで老け込んではいけないということです。
 書家で詩人のあいだみつをさんの「年をとって困ることは、身体が固くなるばかりでなくて、頭が固くなること、心が固くなることです。心が固くなると、感動、感激がなくなります。一生青春を保つためには、心の柔らかさを保つこと。そのためには、具体的に何かに打ち込んでいくことだと思います。」という言葉のように、身体に不都合なところが出てきても、自分のできる範囲で体を動かすことで、心の柔らかさが保てるのです。無理や無茶はいけませんが、棺桶に入っていない足を使うことで、いつまでも心の柔らかさを保ちたいものです。

ご 意 見
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