船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 65 号
平成21年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【5月の予定】
 (帝龍寺の行事はありません)

【6月の予定】
 6月13日 雨乞岩祭
 6月14日 宗祖降誕会(吉祥寺様にて)
 6月21日 大沢野町三派合同大本山講(当山)

お知らせ

◆観音堂周辺では、照手桃に続いて、石楠花が咲き始めました。今年は、夏から秋にかけても花が楽しめるように、木槿やブッドレア、萩、四季桜などを植えました。小さい苗木もあり、すぐには花が咲かないかも知れませんが、大きく育って私たちを楽しませてくれることでしょう。
◆6月21日(日)に、今年の大沢野町三派合同大本山講を当山にて開催します。真言宗、曹洞宗、浄土宗の檀徒会員の物故者追悼法要を中心とした御講で、各地区持ち回りで開催しているものです。富山市東富山寿町護国寺名誉住職 石田俊良僧正に法話をお願いしました。元高野山真言宗宗会議員の石田僧正は、日展会友の日本画家でもあり、幅広い見識をお持ちですので、深みのあるお話が聴けると思います。

ひとこと法話

◆病気があっても、病人にならないように 〜伝道句より〜◆
 伝道句シリーズ6回目です。病気になりたい人はいないと思いますが、病気にかかってしまうことはあります。ここでいう「病人」とは、病気に負けてしまい「自分は病人だから…」と思っている人のことをいいます。「病は気から」という言葉があるように、気持ちが弱くなっていると病気にかかりやすいようです。たとえ病気になっても、心を強くもって病気に負けないようにすることが、「病人にならないこと」なのです。
 私たちは、心が弱くなりかけたとき、仏さまを心に抱き、その功徳に支えられて頑張ることができます。仏さまに手を合わせ、口に真言を唱え、心に菩提心を発こすことで、病に負けない強い気持ちをもつことができるのです。
 でも、過信や無理をしてはいけません。いくら「私は病人ではない」と言っても病気がよくなる訳ではありません。心のもち様が治療の効果を高めることもあるようで、「病人」にならないためには、元気な心と適切な治療のバランスが大切なのですね。

ご 意 見
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