船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 67 号
平成21年7月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【7月の予定】
 7月20日 船峅南部老人クラブ連合宗教法話講
 7月25日 猿倉社祭
【8月の主な予定】
 8月 5日 施餓鬼会と塔婆供養
 8月13〜16日 お盆棚経
 8月18日 観音祭と観音堂開扉

お知らせ

◆7月25日(土)午前10時から、猿倉山頂の猿倉社で猿倉社祭が行われます。猿倉山を囲む6つの町内会による行事で、阿弥陀如来と二十五菩薩の御前で霞除けの御祈祷を行います。
◆6月21日(日)に、当山で三派合同大本山講が行われました。約100名の方が参詣されました。富山市東富山寿町護国寺名誉住職 石田俊良僧正による法話は、絵を描きながらの楽しい法話でした。当日法話に使われた絵は、本堂に掲示させていただきました。

ひとこと法話

◆四摂(ししょう)◆
 四摂とは、真言行者の生活法と対人関係について、四つの言葉で示したものです。一つ目は「布施」で他人への施しの心をもつこと、二つ目は「愛語」で愛情のこもった優しい言葉で接すること、三つ目は「利行」で他人の利益を優先し利益を施す行動をすることです。そして四つ目は「同事」で、自分より憐れな人の立場に立って考え共に向上しようとする菩薩行、自分より優れた人の立場に近づく努力をすることです。
 これらは、私たちの日常生活においても大切なことです。相手に対して奉仕と優しい言葉で応待し力を貸してあげること、相手に物事をよく説明して不便と不自由を充たす努力が必要なのです。四摂を実践することで、慳貪の心を日々退治し、信頼関係を築いていくことが大切なのだと思います。

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寺報66