船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 72 号
平成21年12月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【12月の主な予定】
12月30日 古札焚き上げ
12月31日 除夜の鐘

【1月の主な予定】
 1月 1日 初祈祷、初詣
 1月 3日 門明け檀徒総会
 1月23日 文化財防火訓練

 創刊から6年目となる平成21年も、早いもので師走となりました。本年のご厚情に感謝し、来年のご多幸をお祈りします。

お知らせ

◆当山では、2年に一度御札等のお焚き上げを行っています。今年12月30日の午後2時から、当山鐘楼脇で行う予定です。お焚き上げ御希望の方は、12月29日午前8時〜12月30日午後2時の間にお持ち下さい。なお、プラスチック類は外してからお持ちくださるようお願いいたします。
◆高野山真言宗富山中組教師会では、来年5月に高野山団体参拝を計画しています。コース等の詳細は未定ですが、5月29日(土)〜31日(月)の日程で、高野山で御開創1200年御待受法要をお勤めし、信貴山朝護孫子寺等を参拝する予定です。年明けには、コースや経費が確定し、参加者募集を開始できると思います。参加できない方は、御写経の奉納をお願いします。

ひとこと法話

◆光明真言と土砂加持◆
 真言宗独特の修法に、加持祈祷があります。真言を唱え、仏さまのもつ加持力によって雨や風を自在に操ったり病気を治したりするというものです。当山では、雨乞岩不動尊での雨乞い、猿倉社での霞除け、二百十日の台風除けなどの行事で、風雨順時五穀豊穣を祈願しています。
 また当山では、宗祖弘法大師への報恩謝徳を旨とする「報恩講」として、毎年11月に加持土砂法会を厳修しています。これは、光明真言を百八返唱えて清浄な土砂を加持し、土砂に神秘の力を込める法会です。加持された土砂は、「御土砂」として滅罪・除病・亡者得脱の御利益があり、当山では、墓碑開眼の際に散じたり、納棺の際に亡骸に散じたりしています。
 御土砂は、身に付けたり仏壇に奉安したりすることで威光を発揮し、除災与楽、家内安全、先祖供養の功徳を示します。皆さんも、御土砂を身に付けて、如来の力を感じてみてはいかがですか。

ご 意 見
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