船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 182 号
平成31年2月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【3月の行事】
  9日(土)涅槃会13:30より
 16日(土)虚空蔵祭15:00頃より(寺家町内会主催)
 28日(木)〜31日(日)第1回西国33所参拝

お知らせ

◆ 3月9日(土)午後1時半より涅槃会を行います。法会終了後に団子撒きを行いますので、皆さんでおいでください。
◆ 今春から日本最古の巡拝霊場である西国33所観音霊場を、3泊4日×3回で巡拝します。第1回の日程は3月28日(木)〜31日(日)で、1番〜4番、23番〜27番と番外の花山院菩提寺を巡拝します。世界遺産姫路城も見学する予定です。参加費は1人当たり76,000円です。今回の参加者は、21名となりました。まだ少し席に余裕がありますので、追加申込みを受け付けています。
◆ 1月27日(日)午前9時より、帝龍寺において文化財防火デー防火訓練が行われました。文化財を所蔵する施設の持ち回りで、当山では3年ぶりの開催でした。消防署や消防団の方々に加えて、町内会の皆様や檀家の皆様にもご協力いただきました。ご協力ありがとうございました。

ひとこと法話

◆菩提・菩薩◆
 檀家の所属する寺院を「菩提寺」と言いますが、「菩提」とは何のことでしょうか。
 「菩提」は梵語のボディを中国人が音写した言葉で、意訳として覚・智・道などが用いられています。本来の意味は煩悩を断ち切って到達する覚りのことなのですが、日本では死後の成仏を願うことや冥福を祈ることとしてとらえられがちです。菩提心については第34号「菩提心を発す」で取り上げていますので、そちらもご覧ください。
 お釈迦様は、梵語名ピッパラという木の下で覚りを開かれたので、後にはこの木を菩提樹と呼ぶようになり、覚樹や道樹と訳されるようになりました。また菩提を求める修行者を梵語でボディサトバといい、これを音写して「菩提薩た(土偏に垂)」と書き、さらに略して「菩薩」と呼びます。観世音菩薩や地蔵菩薩など身近な菩薩様も多いですね。
 来月から西国三十三所の観音巡礼を始めますが、巡礼を通して菩薩の心(菩提心)を発する人の輪が広がっていくことを願っています。
 

ご 意 見
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