肥満症とは、肥満の中で治療の対象になるものをさし、肥満に基づく合併症
がすでにあるか、現在みられなくても、内臓脂肪型肥満のように将来、
合併症の発症が予測されるものをいいます
肥満の原因
@ 体質的要因
両親のどちらかが肥満であると、その子供にも肥満が出現しやすい
遺伝的要因に限らず食習慣、社会的環境も関与してくる
A 食事の要因
食物の質と量(脂質、糖分が多い)
食事のとり方(寝る前の摂取、過食、頻回の間食)
B 社会・環境的要因
社会的地位(管理職によりデスクワークが多いなど)
家庭での食習慣
C 心理的要因
ストレス、欲求不満、ショックなどが食欲として転換される
D 運動不足
E 二次性肥満
肥満を引き起こす原因となる身体的疾患がある場合
肥満の成り行き
@心臓
心臓から送られる血液は体重に比例して増加します。したがって肥満があると心臓に
負担をかけてしまいます
A血管系
肥満者の血液はコレステロース、βリポ蛋白が増加し、これらが血管壁に沈着すると
動脈硬化を引き起こし、血圧が上昇しやすくなります
B肝・胆嚢系
肥満者には脂肪肝が多く見られ動脈硬化を引き起こしやすい。また、コレステロース
結石がよくみられる
C呼吸器系
呼吸器系に脂肪が沈着すると、呼吸が抑制されて、ガス交換が低下してしまい。循環
障害を引き起こします
D糖尿病
E生殖機能
月経不順、不妊、性欲減退、性器短小
肥満とは
肥満はいろいろな合併症を引き起こす危険があります
肥満について